2016年 12月 25日
石見銀山のことなど
11月、中国地方を旅行した時に石見銀山にも行きました。
ここで「一分銀飴」を買ってきたんです。
試食させてもらったらおいしかったし
平たいので、数粒ずつ封筒に入れて送るのにいいなと思ったのです。
以後、小袋に入れなおして封書を送る人に届けていました。
最後に送ったのはクリスマスカードと一緒に
会社に勤めていたころお世話になった方に送りました。
受け取るとすぐに電話がかかってきて「石見銀山に行ったの?」「ご主人と二人で?」
などと話したあと「うらやましい」とぽつんと言われたのです。
その方は二人の息子さんが中学生の時、ご主人を亡くされました。
二人の息子さんも、そのお嫁さんも共に親孝行で
今、とても幸せに暮らしておいでなのだと思っていました。
私もことあるごとに好物を届けたり、絵手紙は月に一度は送るように心がけていますし
旅行にお連れしたこともあります。
でも、どんなに周囲の人が優しく接しても
ご主人を亡くされた悲しみは癒えることはないのだと、今更ながら気づかされました。
絵手紙が届くと、電話をくださるのですが、そのたびに
「だんなさんを大切にしなさいよ。たまにはめんどくさいと思ったりするけれど
亡くなると、こんなに寂しいことはない」と、くどいほどおっしゃいます。
夫婦ともにこうして暮らさせていただいていることを
感謝しなければいけませんね。
さて、銀山ですが、駐車場からしばらくはこんな家並みが続きます。
最近は若い人が移住して、おしゃれなお店が多いと聞いていましたから楽しみにして行きました。
銀山だけに、銀製品を扱うお店が多いように思いました。
夫が山繭で作られたストールを買ったので、うらやましがったら
私にはこんなストールを買ってくれました。(使いこなせるかなぁ・・)
夫も早速首にねじねじと巻くので「中尾彬みたいね」と私が言ったら
「中尾彬より、俺のほうがいい男だ」と言うので、笑いが止まりませんでした。
五百羅漢を見学した後は(羅漢さんはとてもユーモラスでしたが、撮影は禁止でした)
いよいよ、坑道の跡へと向かいます。
ずっと緩い登り坂が続きます。
そこへ行くには、徒歩か自転車か、上のような乗り物でしか行くことができません。
夫は自転車を主張しましたが、私はもう長いこと自転車に乗っていないし
何かの時ポンと飛び降りたら、膝に来る衝撃が半端でないような気がして
徒歩で行くことにしました。
自転車で行くのは、ほとんど若い方でした。
体力がないと、ずっと坂道をペダルをこいで登るのは無理のように思います。
猫が道連れになってくれました。
こんな間歩などを見ながら、私のペースに合わせてもらって40分ほど歩いて
入り口に到着しました。
こんな感じのところを歩きます。
今は明かりがついていますが、昔はサザエの貝殻に油を入れて照明にしていたそうです。
横に何本も坑道が掘られています。
ここに行ったのは1週間の旅行の最後の方でしたので
私はすっかり疲れてしまいました。
程よいところに喫茶店があって、甘い柚子茶で体力を回復して残りを歩きました。
この辺のお家の屋根は、こんな飾りが特徴なんだそうです。
大黒さんのお顔かな?わかりますか?
塀の端っこにも鶴の柄があります。
これは世界遺産の認定書です。
楽しかったけれど、こんなに歩くところにはもう行けないような気がします。
私も、坑道まで歩きましたよ。
家並も素敵で、特に自動販売機が景観を壊すという配慮から木組みのおしゃれな販売機でしたよね。
ストールを買われたところは(郡源堂)じゃあなかったかしら?
神戸北野で好きなお店があり、結構高くて年に一枚ずつ程しか買えなかったのですが、そこで(島根の郡源堂)を教えてもらいました。
のちに女性の社長が店を立ち上げるまでのドキメンタリーがあったのですが、それが(島根の郡源堂)だったのです。
でも、島根イコール石見銀山ってつながらず、
帰りのバスの時間が迫ってから、このお店を見つけて心残りなんです。
坑道までの道並み、そしてこのお店もう一度行きたい旅なのです。
石見銀山は、旅行の最後の方で
それまでに山城に登ったり沢山歩いたので
ここの坑道までの道は、ほんとに疲れました。
五百羅漢までの民家の道は
また歩いてもいいけど、それ以上はもう歩けません。
ストールを買ったお店、はっきり覚えていないんですが
五百羅漢の近くだったので、あなたの言われるお店だったのかしら?
夫は暖かいと言って、山繭のストール愛用しています。
ほんとに買い物だけだったらまた行ってもいいわ(笑)
この時の旅行の報告は、まだほとんどしていなくて
年が明けてから折りを見てUPしたいなと思っています。
ないでしょうか。
お2人で元気で旅行できる事は何よりの喜びですね。
私も今年の1番の思い出は、京子さんとお会いできたことだと
思います。
お立ち寄りく下さって感謝です。
ご主人様からのストールのプレゼントいいなぁ。
センスいいですねぇ。
ほんと、中尾琳さんよりご主人さまの方が男前よっ!
笑い話のつもりで書いたんですけど・・・
今日はフェイスブックのほうに
夫のお友達から友達リクエストがあったので
この投稿を読まれて笑っておいでだろうなぁと
冷や汗が出ます。
お山ちゃんのところには「行きたい」と夫に頼んだので
寄れるようにコースを考えてくれました。
だからあとのコースは、夫の行きたいところについて行きました。
お山ちゃんには申し訳ないですが
元気なうちに夫に付き合っておこうと思って
12月になっても「忙しい」とは口にしないで
お出かけをしました。
来年も絵手紙を送るように心がけますから、お元気でね。
念じていれば、また会えるチャンスが巡ってくるかもしれませんね。