小谷城

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小谷城跡に行ってきました。
ここへ行きたいと思った訳は、昨年の大河ドラマより数年前
遠藤周作の「女」という小説を読んだ時からでした。
お市の方の見た風景をこの目で見たいと思っていました。

しかし、夫にいたっては30歳代から思い続けていたそうです。
やっとこの度、二人の念願がかないました。
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ここは大河ドラマの時、浅井長政とお市の方が立って撮影された場所なのだそうです。

秀吉によって、このお城はすべて破壊されたそうで
この場所に限らず、ほとんど何にも残されていません。
(民衆の心が浅井に残らないようにという意図があったそうです)
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ほんのところどころに、このような石段や、僅かな石垣が残されているだけです。
ちなみにこの石段は、馬の歩幅にあわせてあるそうで
私などは「ウンコラショ」と掛け声をかけて登らねばなりません。

それよりも、ここに来るには車で5分急坂を登り、そこからもかなり歩いた場所なので
「ここまで馬が登って来てたんですか?」と驚きました。
お市の方などどうやって登られたんでしょう??

ガイドさんの話によれば、今でもクマが出たりするそうですが
こんな山の中で、クマやイノシシや、オオカミなどの獣が出没する中
夜中などはどんなに恐ろしかったことだろうかと私が言うと
夫は「そんな大昔は山の中も平地も同じようなものだったろう」と言います。
言われてみると、昔の夜はどこでも真っ暗だったんですね。
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案内してくださったガイドさんは、私より年上だろうと思われましたが
健脚で、歩きながらいろんな説明をしてくださいました。
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特に、私たちが日常使っている言葉には、戦国時代に語源を発するものが沢山あって
それの説明が、とても興味深いものでした。
まずこの追手門のすぐ上には「屋場」とか「矢庭」と呼ばれる場所があって、
そこから侵入する敵に向かって矢がはなたれる、
それで「やにわに」とか「やつぎばやに」という言葉が生まれたそうです。

ほかには「目抜き通り」「はめをはずす」「たんとうちょくにゅう」「せっぱつまる」
「らちがあかない」「かけつけ3ばい」「しのぎをけずる」「そりがあわない」などなど・・・・
「戦いの火ぶたを切る」を聞かれて、夫が火縄銃からきた言葉だと答えて
まさにその通りでしたが、それは火縄銃が使われるようになって以後出来た言葉で
平清盛のナレーションなどで、もしそういう言葉が使われたら間違いなんでしょうかね。

絵手紙やBlogで、言葉には関心があるので
バスを降りてから、ガイドさんに質問すると「そんなことを聞く人は初めてや」と言われて
特別にガイドさん手作りの、語源集をくださいました。
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画像の真ん中の冊子がそうで、あとは行く前に参考にした本です。
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by kyo-ko5 | 2012-10-29 13:55 | お出かけ | Comments(2)

Commented by guuchan at 2012-10-30 07:07 x
 語源集。。。興味あります♪
時々 紹介してね。

 小谷城ってタイトルを読んだとき、おぉ!って思いました。
歴史に弱い私は、珍しく続けて楽しみにしていた大河ドラマ
(お江)の場面を思い出しました。

 京子さんのいらっしゃる近辺は歴史の宝庫ですね。
Commented by kyo-ko5 at 2012-10-30 13:57
guuchan が、この前とりあげておいでになった「びびる」も
戦国時代に端を発した言葉ですよね。
鎧が震える音からきた・・・・でしたっけ?

語源集、了解しました。
聞きながらメモしたかったのですが、片手に杖、片手にカメラなので
メモをとることができませんでした。
案の定、下に降りた時には三つほどしか覚えてなくて
ガイドさんに「もう一度教えて下さい」とお願いしたら
この寅の巻きのような冊子を分けて下さったのです。

そうそう、小牧山には石垣の発掘調査の報告まで
夫に付き合って行きましたよ。
報告してませんが「坂本」まで石垣を見に行きました。