2011年 07月 05日
花瓶
先日来探していた花瓶ですが、
やっと「これは!」と思えるものを購入して、先方へお届けしました。
先方の出された条件は
今まで使っていたものが倒れて壊れてしまったので
「安定感のあるもの」
「大ぶりで、沢山の花がいけられるもの」
「瓶の口の大きいもの」
「一対揃っているもの」ということでした。
さらに使いたい期日もあるので
注文して作って貰うということは間にあいません。
なぜなら窯の火を入れるのには、沢山の費用がかかるので
窯一杯の作品が仕上がらないと、火を入れないそうなのです。
土岐の道の駅で、篠焼きのいい大きさのものを見つけましたが
上の条件が満たされません。
作っている窯もとへ電話して直接訪ねてみました。
おぉ~~~~倉庫に花瓶が山積みになっていました!
それでも条件にあうものは限られていて
その中から選んだものをよしとしました。
倉庫の中には、さまざまな大きさの桐の箱も揃えられていて
花瓶にあう大きさの物を取り出して、目の前で箱書きをしてくださいました。
「なんでも鑑定団」などで話題になるあの箱書きです。
その書かれるスピードたるや、瞬きをする間に書き終わる程なのです。
「早いですね~~~」と感心すると
ゆっくり書いていては、木が墨を吸い込んで
最後の文字がうまく書けないから、早さが要求されるそうです。
その書かれる様をじかに見られただけでも
窯もとまで来た甲斐があったねと夫と話しました。
楽しかった花瓶探しも終わりました。